


Day 1 | X Games California 2023
世界最大のアクションスポーツの祭典がついに観衆の前に帰ってきた!
世界最大のアクションスポーツの祭典がついに観衆の前に帰ってきた!ベンチュラカウンティ・フェアグラウンズ&イベントセンターでの競技初日、モンスターエナジーチームは金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル1つ、計4つのメダルを獲得した。
先駆けて週初めにビスタにあるプライベート施設スローンヤードで開催されたメガパーク種目でも、スケートおよびBMXのモンスターエナジーアスリートたちが金メダル1つと銅メダル2つを獲得。
勝ち取ったX Gamesメダルは7つ。大会はこの後2日間続く。出だしは上々だ。
X Games California 2023におけるモンスターエナジーチームのこれまでの活躍を以下で紹介していこう。
Day1のハイライト|X GAMES CALIFORNIA
モンスターエナジー・スケートボード・メガパーク
ダメストイが金を守り、トム・シャー(Tom Schaar)が銅を獲得
2度目の正直:スケートボード・メガパーク競技は、夏季X Games競技のすべてが無観客で行われていた2022年にプライベートトレーニング施設で初めて開催された。2023年、この種目はビスタにあるモンスターエナジーチームライダー、エリオット・スローン(Elliot Sloan)によって設計および建設されたスローンヤード・ランプ施設に戻ってきた。7月17日がその再戦の時。前回優勝者エドアルド・ダメストイ(Edouard Damestoy)対この種目上位7人のライダーによる2年ぶりの対決だ!
ダメストイが金メダルを獲得:X Games 2022のスケートボード・メガパークとX Games Japan 2023のスケート・バートで金メダルを獲得するまで、ダメストイはX Gamesに10回出場しているが獲得メダルはゼロだった。しかし、完璧な1本目のランで、フランス出身のダメストイは3大会連続金メダル獲得を決めた。今後更なる金メダル獲得が期待できる!
ダメストイは1本目のランで、ビックギャップ上を巨大なインディ720、クォーターパイプをキックフリップ・インディ540、ギャップでキックフリップ・インディ360、そして最後のクォーターパイプでフロントサイドロデオ540フロントサイドグラブを決めて91.66点を記録し、スケートボード・メガパークの金メダルを防衛した。3大会連続の金メダルを獲得!
「大会に出場すると、タイトルを守らなければならないのでいっそう難しくなる。明らかに、誰も注目していない大会初出場者よりも大変だ。でも、僕はこの新しい感覚の方が好きだ。タイトルを防衛するとき、ベルトつけているような感じでそれを外したくないと思うんだ」と、ダメストイは語った。
ダメストイが現在までに獲得しているX Gamesメダルは計3個(金メダル3個)。男子スケートボードバート・ベストトリックに出場するダメストイにも注目だ。
シャー、銅メダル獲得:2022年シーズン通して怪我に苦しめられたトム・シャー。しかし、日本大会のスケートボードバートで銀メダルを獲得しX Gamesの表彰台に戻ってきた。かつてビッグエアで勝ち続けたシャーがメガパークに参入するとあって期待が高まっていた。言うまでもなく、その期待を裏切らなかった。
ジャムセッション3本目のランで、シャーはギャップを720テールグラブ、ビッグクォーターパイプでアリウープ・バックサイドメロン540、2つ目のギャップでバリアル・キックフリップインディ360、最後のクォーターパイプでキックフリップ・ボディバリアル540を決め85.33点を記録。銅メダルを獲得した。
シャーが現在までに獲得しているX Gamesメダルは計10個(金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル5個)。

モンスターエナジーBMXメガパーク
トゥーヒーが3位で表彰台へ
スケールアップして戻ってきた!:BMXメガパーク種目もスローンヤードで2回目の開催を遂げた。BMXライダーたちが巨大なギャップやクォーターパイプで大技を決め成功を収めた昨年に続いて、この革新的な競技が決勝に進んだライダー8名とともに戻ってきた。
遅咲きライダーが好調:ジェイ・トゥーヒー(Jaie Toohey)のX Gamesデビューは5年前の27歳の時。そして、30歳になるまでメダルに手が届かなかった。今回の大会までに3個のX Gamesメダルを獲得してきたこの遅咲きライダーは今回のメダル獲得に向け調子を上げている。そして大会のパフォーマンスがそれを証明した!
1本目のランで決める:トゥーヒーは30分のジャム セッションの1本目のランでためらうことなく全力を尽くした。ギャップで巨大なダブルバックフリップ、トールクォーターパイプでタック・ノーハンダー、2番目のギャップでナッシング・バイクフリップ、そして最後のクォーターでトリプル・テールウィップを決め、89.33点を記録。銅メダルを獲得した。
トゥーヒーが現在までに獲得しているX Gamesメダルは計4個(銀メダル2個、銅メダル2個)。全地形に対応できるトゥーヒーは、X Games California 2023ではBMXダートとBMXダートベストトリックにも出場する。
ベンチュラカウンティ・フェアグラウンズ&イベントセンターで行われるX Games California 2023のBMX、スケートボード、Moto X種目の競技も目が離せない!


BMXストリート
ペラサがキャリア初のストリートメダルで金メダル、ヒルダーが銀メダルを獲得
マルチレベルコース:ベンチュラカウンティ・フェアグラウンズ&イベントセンターのBMXストリートのコースは様々な工夫が凝らしてあり、大技に挑戦し、クリエイティブなトランスファートリックをメイクする機会が豊富に設けられている。ボルケーノセンターピースからルーフトップギャップやコース沿いのウォールライドまで、大技披露のオプションは無限にあるようだった。
足りないもの:X Gamesで5つのメダルを獲得しているケビン・ペラサ(Kevin Peraza)は、すでにBMXダート(2016年オースティン)とパークで2回(2017年ミネアポリス/X Games 2021)金メダルを獲得している。唯一足りないもの、BMXストリートのメダルだけが、これまでペラサの手が届かないものだった。この日までは...
ペラサはコースを縦横無尽に進み、ウェッジへアイスピック180、クォーターへ360、レールでスイッチトゥースハンガー、ベルタワーの前でウォールライド、グラインドボックスをノーズウィリーバースピン、ギャップで180バースピン、ステージをスイッチテールウィップドロップオフ、ポールに270からタイヤをボンク(ハイライト#2)すぐにスイッチフィーブルソフト180、ノーズ180をピクニックテーブルで前向きそして後向きに進み、ボルケーノセンターピース上で大きなフレアを決めた。87.00点を記録して金メダルを獲得した。
「僕はどんなものにも乗って大きくなった。BMXの乗り方に正しい方法も間違った方法もなかった。僕のヒーローたちと、今日一緒に走ることができた素晴らしいライダーたちは、僕にBMXを最初から最後までやり遂げることを鼓舞してくれた。すべての種目に出場することが僕の常に目標だった。怪我がないだけでなく、金メダルを獲得して大会を終えることができるなんて、夢のようだ」とベンチュラBMXストリートで優勝したペラサは語った。
「親友のパット・ケイシー(Pat Casey)はこう言ったよ。『夢は大きく!望むことは何でもできる!』これを彼とそこにいるすべての若者たちに捧げる。BMXに間違った方法も正しい方法もないんだ!」
歴史的な偉業:3種目(BMXパーク、ストリート、ダート)で金メダルを獲得したBMXアスリートはペラサが初めて。歴史に名を残すことになった。まさにX Games Californiaで歴史的な一日になった!
ペラザが現在までに獲得しているX Gamesメダルは6個(金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル1個)。
ヒルダーが銀メダル獲得:オーストラリア・クイーンズランド州出身の27歳、ボイド・ヒルダー(Boyd Hilder)はX Gamesでブレイクする年を迎えていると言っても過言ではない。今年初め、X Games Chibaに控えから出場が決まり、驚きの金メダルを獲得した。連続のメダル獲得は至難の業だったが、ヒルダーはベンチュラで銀メダルを獲得し、表彰台に再び上がった。
ラン2本目で、ヒルダーは大きなバースピンでルーフギャップからハバリッジへ、ウェッジを180フェイキーでのぼり、カーブウォールライドをハーフキャブ、フェンスにトゥ―スオーバーアンドバック、ウォールからバンクへフィーブルからスミスそしてバースピン、ベルタワー下のクォーターでトゥ―スを決め、86.33点を記録。銀メダルを獲得した。
「リアルとは思えない。初めてのメダルは夢だと思った。今はもう一つメダルを獲得している。2本目のランでは、まさに自分がやろうと夢見ていたことをきっちりとやってのけた。モンスター・ファミリーの一員になれてとてもうれしい。長年の夢だったし、愛を感じている!」と語った。
ヒルダーが現在までに獲得しているX Gamesメダルは2個(金メダル1個、銀メダル1個)。

パシフィコ男子スケートボードバート:芝田が3位入賞!
これまでで最も常軌を逸したバート決勝? ベンチュラも暗くなり始め、スタジアムの大観衆が一生に一度のハーフパイプショーを見に集まった。35分のジャムセッションでは、前例のないトリックやバリエーションでライディングのレベルが上がった。上位3位に入り込むための基準は約90点。X Gamesジャッジたちは「おそらくジャッジが最も難しいバート決勝」と呼んでいた。
芝田が初の銅メダルを獲得:ジャパニーズスタイルのアイコン的存在の芝田元(大阪出身27歳)は、彼独自の巧みなテクニックと流れるようなスタイルをセッションで披露した。しかし、この歴史的なファイナルが終わると、芝田はこれまでの大会で最も多様なランを成功させたのにもかかわらず、彼自身初の銅メダルという結果に終わった。
その日1本目のランで、芝田はアリウープフロントフット・インポッシブルリーエンエア、アリウープ・マクツイスト、バックフリップクロスボーン、キックフリップ・マクツイスト、スロブエアからフェイキ―、フェイキーからフェイキ―540テールグラブ、フロントサイドカバレリアルマドンナ、アリウープリップススライドからスミスグラインド、バックサイトエアフェイキ―、最後のウォールでフェイキ―ステールフィッシュ720を決め、89.33点を記録。3位に入賞した。
芝田が現在までに獲得しているX Gamesメダルは6個(金メダル1個、銀メダル4個、銅メダル1個)。また、これ以降に開催予定の男子スケートボードバート・ベストトリックでは、芝田そして他のモンスターエナジー・ハーフパイプスケートボーダーにも注目。さあこれからだ!


Moto Xベストトリック:ジャクソン・ストロング(Jackson Strong)が新しいトリックで銀メダルを獲得
大盛況のうちに一日が終わる:ベンチュラでのX Games初日の最後にふさわしい、Moto Xベストトリックには世界をリードするフリースタイル・モトクロスライダー10人が出場した。前回大会勝者は他ならぬジャクソン・ストロング(オーストラリア、ロックハート出身)は、難しいフロントフリップバリエーションによって、X Games Japan 2023のこの種目で金メダルを獲得したばかりだ。しかし、2つの大きなジャンプを越えるセッションが進むと、この決勝は別格であることがすぐに明らかになった。
前人未到のトリックが連発:難易度が上がるなか、フランス人ライダーのデビッド・リナルド(David Rinaldo)が前人未到のボディーバリアルトリックでリードし、トップの座を確実なものにした。これにより「Jacko」ことジャクソンは、大技を出さざるをえなくなった。そして、彼は新しいエアリアルを用意していた。
ベンチュラの観衆に向けて、ストロングはこれまでの大会で誰も成功したことがない空中技を披露した。ハンドルバーの下に足を固定し、前方フリップ回転のなかハンズフリーで飛ぶフロントフリップ・クリフハンガーで、ストロングは96.00点を記録し、銀メダルを獲得した。
「気分が良いよ。この種目にここしばらく、何度も参加してきた。競争は激しくなる一方だ。競技の後に友人とくつろぐのに最高の場所だし、今はそれも重要だと楽しみにしている」と、銀メダルを獲得したジャクソン・ストロングは語った。
ベンチュラの雰囲気についてジャクソンは次のように語った。「観客が戻ってきた。大会を盛り上げるのは観客だ!彼らが歓声を上げたり叫んだりするときに発するエネルギーこそが、大会をやりがいのあるものにしている。」
同種目で圧勝しているライダー:ジャクソンは、X Gamesベストトリックでの7つの金を含め計10個のメダルを獲得しており、この種目で他のライダーの追随を許していない。
ストロングが現在までに獲得しているX Gamesメダルは15個(金メダル7個、銀5個、銅3個)だ。