


大会レポート | X Games Aspen 2024
X Games Aspen 2024が閉幕。モンスターエナジーのアスリートたちは、3日間にわたるフリースキー・スノーボード競技で圧巻の金メダル9個、銀メダル5個、銅メダル5個、合計19個のメダルを獲得した!
X Games Aspen 2024が閉幕。本大会で圧倒的なパフォーマンスを披露したフリースキーおよびスノーボードアスリートたちをモンスターエナジーは称えたい。コロラド州アスペンスノーマスのバターミルクマウンテンで行われた第23回冬季X Games。3日間にわたる大会中、モンスターエナジーチームは、なんと19個のX Gamesメダル(金9、銀5、銅5)を獲得。 monsterenergy.com で限定コンテンツとハイライトを確認しよう。
長年にわたるエナジードリンクパートナーとしてモンスターエナジーが提供したX Games Aspen 2024では、17カ国から100人を超える世界トップクラスのアクションスポーツアスリートがスキー・スノーボード競技に参加。この週末、ビッグエア、スロープスタイル、スーパーパイプ、ナックルハックなど合計16のメダル種目で48個のメダル(金、銀、銅)が授与された。またスキー・スノーボーディングナックルハックは、今大会から女子部門が新設された。
この世界最大のウィンターアクションスポーツの祭典は計13時間、米ABCとESPNで生中継された。さらに、計16時間に及ぶ競技の様子は、XGames.com、YouTube、Twitchで全世界数百万の視聴者にリアルタイムで配信された。
モンスターエナジーチームがX Games Aspen 2024でそのパワーを解き放った様子を紹介しよう。
モンスターエナジーチームのメダル獲得は金曜日の女子スノーボード・スロープスタイルで、ミア・ブルックス(Mia Brookes:英国サンドバック出身17歳) のX Games初金メダル獲得で始まった。本セッションでブルックスは、3つの最高得点(95.00、97.66、96.00)を単独で記録、そしてX Gamesでまだ誰もやっていない(NBD)トリック、キャブ1440を成功させて首位を維持した。表彰台で彼女の隣に上がったのは、村瀬心椛(Kokomo Murase:岐阜県出身19歳)。接戦の決勝戦で銀メダルを獲得した。
女子スノーボード・スーパーパイプでも金メダル獲得そしてNBDトリックが披露された。この夜の大きな話題は、クロエ・キム( Chloe Kim :ロサンゼルス出身23歳)のX Gamesへの復帰だった。スーパーパイプの女王は期待に応えてくれた。1本目のランで勝利を確定させた後、キムは、女子アスリートが競技会でこれまで成功させたことがないキャバレリアル1260を決めて歴史を作り観衆を沸かせた。キムは現在までにスーパーパイプ競技へ9回出場し9個のX Gamesメダル(金7、銀1、銅1)を獲得している。女王が復活した!
モンスターエナジーチームは、セイヤー男子スノーボード・ナックルハックでもメダルを獲得。この種目で、ダーシー・シャープ(Darcy Sharpe:カナダ・カルガリー出身27歳)はセッションですべてを出し切った。最終的に、彼の確実でクリエイティブなトリックにより、この制限なしのセッションで銅メダルを手に入れた。シャープは現在までに5つのX Gamesメダル(金1、銀2、銅2)を獲得している。
パシフィコ男子スキー・ビッグエアではモンスターエナジーのアスリートたちが表彰台を独占。とてつもなく熱い戦いが繰り広げられた決勝で、モンスターアーミーライダー、トロイ・ポドミルサック( Troy Podmilsak :ユタ州パークシティ出身19歳)がNBDトリックで逆転勝利を収め、金メダルを獲得した。最後の試技まで競い合ったアレックス・ホール(Alex Hall:パークシティ出身25歳)が銀、ダニエル・バッハー( Daniel Bacher :オーストリア出身)が銅と、チームは圧倒的な勝利を収めた。素晴らしい!
バターミルクマウンテンの投光照明下、モンスターエナジー男子スノーボード・スーパーパイプでの巨大エアと高度なトリックにパーティー気分の観衆たちが沸いた。とてつもない空中ショーを披露した平野海祝( Kaishu Hirano :新潟県村上市出身21歳)は、デッキから約7メートル(22フィート10インチ)まで飛んだ。平野歩夢(Ayumu Hirano)の弟、海祝は2つ目のX Gamesメダル(銅2個)となる銅メダルを獲得。X Games Aspen 2024の初日を終えるのに相応しい結果だ!
土曜日はたくさんの種目が予定されていた。サムスンギャラクシー男子スキー・スロープスタイルは、8名中6名の選手がベンチマーク得点90を超えるスコアをたたき出し好成績でその日をスタート。この熾烈な競争の中で、ビルク・ルード( Birk Ruud :ノルウェー・オスロ出身23歳)がついにX Gamesのこの種目で初の金メダルを獲得した。2023 FISスキースロープスタイル現世界チャンピオンは、X Gamesにおける獲得メダル数を6個(金3、銀2、銅1)に増やした。ルードに続いて、アレックス・ホール Alex Hall が、この週末で最もテクニカルなレールトリックとエアリアルを成功させ、1位と僅差で2位フィニッシュ。ホールは現在までに11のX Gamesメダル(金5、銀3、銅3)を獲得している。
大会初、女性ライダーだけでクリエイティブを競うセイヤー女子スノーボード・ナックルハックが開催された。モンスターエナジーのチームメイト同士の戦いで、村瀬心椛(Kokomo Murase )が圧巻のバックサイドミラーフリップ540ハンドドラッグで金メダルを獲得。僅差で2位に終わった、アニカ・モーガン(Annika Morgan :ドイツ・ガルミッシュ・パルテンキルヘン出身21歳)が、ストリート風のスノーボードトリックを披露し初のX Gamesメダルを手にした。
もちろん、セイヤー女子スキー・ナックルハックによって女子フリースキーヤーたちにも活躍の場が設けられた。多芸多才を披露することが求められるこの種目で、オリビア・アスラン( Olivia Asselin :カナダ・ケベックシティ出身19歳)が、驚きのムーブでトップの座を確保。表彰台で彼女の横に立ったのは、サラ・ヘフリン( Sarah Hoefflin :スイス・ジュネーブ出身33歳)。バター、エアーを駆使して銅メダルを獲得にこぎつけた。女子スノーアクションスポーツにとって記念すべき日であることは間違いない。
続くパシフィコ男子スノーボード・ビッグエア決勝では、ライダーたちがスタイリッシュかつ巧みに4回転半、5回転、5回転半を成功させこの競技の限界を押し広げた。長谷川帝勝(愛知県岩倉市出身18歳)は、その限界を超えるレベルのライディングにも動じず、空中5回転半を連発、破竹の勢いで金メダルを獲得しその成長を見せつけた。ちなみに、彼はこの種目出場選手のなかで最年少だ!
バターミルクマウンテンでの土曜の夜の締めくくりは、非常に盛り上がったセイヤー男子スキー・ナックルハック。この種目では、若手とレジェンドがトップの座につき、ファンたちも喜んだ!偉業を達成したのは、コルビー・スティーブンソン( Colby Stevenson :ユタ州パークシティ出身26歳)。この種目で2勝した初のライダーとして金メダルを獲得した(スティーブンソンは新人ながらもX Games Aspen 2020スキー・ナックルハックで優勝している)。ヘンリク・ハーロウ( Henrik Harlaut :スウェーデン・ストックホルム出身32歳)、は、ナックルハックならではのクリエイティブなショーマンシップを発揮し、シグネチャートリックで見事2位に。これによって、ハーロウはX Gamesのフリースキーメダルを最も多く獲得しているスキーヤーとしての記録を14(金8、銀6)に伸ばした。まさにレジェンド!
X Games Aspen 2024の最終日は、雲一つない天気のなか、更なるメダル獲得があったサムスンギャラクシー女子スキー・スロープスタイルで始まった。オリンピックそしてX Games金メダリストたちが競う決勝では、ジュリア・タンノ(Giulia Tanno:スイス・レンツァーハイデ出身25歳)が確実なランで3位になり表彰台に上った。日曜日のメダル獲得でタンノのX Gamesメダル獲得数は5(銀2、銅3)になった。
歴史に残る傑出したパフォーマンスでX Games Aspen 2024を締めくくったパシフィコ女子スノーボード・ビッグエアでは村瀬心椛 Kokomo Murase が優勝し、今週末3つ目のX Gamesメダルを獲得。右に出る者がいない滑りで村瀬はこの夜、最もスタイリッシュで難しいトリックを成功させて、2位に19点差の得点94.00と圧倒的な勝利を収めた。彼女は、1大会で3つのメダルを獲得した3人目のスノーボーダーとして大会記録をつくり、X Games Aspen 2024のベストパフォーマンスに贈られる賞金10,000ドルのセント・ヒューバート・ザ・スタッグ「ベスト・イン・スノー」賞を受賞した。村瀬が現在までに獲得したX Gamesメダル数は9(金3、銀4、銅2)となった。
これでおしまい!歴史的パフォーマンスと素晴らしい19個のメダル獲得(金9、銀5、銅5)。
すべてのモンスターエナジーアスリートを祝福したい。X Games Aspenで見事にM Clawを代表してくれた!