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Images from the 2021 Aspen Snowboard World Champs
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クロエ・キムと戸塚優斗、2021年ランドローバーUSグランプリ・ハーフパイプ種目で勝利

Mar 262021

 スノーボード・ワールドカップ最終戦、コロラド州アスペンで開催された2021年ランドローバーUSグランプリ大会最終日にてモンスターエナジーのアスリートたちが次々に勝利を収めた。女子スノーボード・ハーフパイプ決勝では、スノーボードの申し子、カリフォルニア州ロングビーチ出身の20歳のクロエ・キム(Chloe Kim)が1本目のランを完璧にこなし、勝利を確実なものにした。

男子スノーボード・ハーフパイプ決勝では、日本の横浜出身、19歳の戸塚優斗が2位の選手に5ポイント差をつけて勝利を収めた。これにより戸塚は、ワールドカップで3回連続優勝を飾った。

2021年ランドローバーUSグランプリでは、スノーボードとフリースキーのスロープスタイルとハーフパイプ種目で、ウィンタースポーツのトップアスリートたちがFISワールドカップポイントを競い合った。2日間開催された本大会は今年で25周年を迎え、2022年北京冬季オリンピックに向けた最初のトライアウトイベントとなった。

2021年ランドローバーUSグランプリは、アスペン・スノーマスの新しい会場で、新型コロナウイルス感染症の安全対策を考慮し、一般公開はされずに開催された。バターミルクマウンテンに観客を動員出来なかったが、週末の競技の様子は世界へテレビで生中継され、ピーコックプレミアムのプラットフォームで配信された。

女子スノーボード・ハーフパイプ決勝には、カナダ、日本、スペイン、および米国からのスノーボーダーを含め、8人のライダーが臨んだ。このエリートスノーボーダーたちの中で注目を一身に浴びたのは、USグランプリへ戻ってきた20歳のキムだった。プリンストン大学への入学で昨年のマンモスマウンテンでの大会を欠場した「スーパーパイプの女王」が優勝候補として帰って来た。
 
FISスノーボード・ハーフパイプ世界チャンピオンになったばかりのキムは、バターミルクマウンテンの高さ22フィートのハーフパイプに挑み、決勝の1本目のランで勝利を確定させた。フルスピードで落下しつつ、高いバックサイド360インディを最初のウォールで繰り出した後すぐに非常に高いスイッチ・バックサイド・メソッドエアを、続いてスイッチ・フロントサイド900ステールフィッシュ、スイッチ・バックサイド360フロントサイドグラブ、そして最後のウォールで彼女の得意技、マックツイスト・インディ・グラブを成功させた。
 
キムは、マークした90.50の得点を最後まで守り切り、2位のスペインのケラルト・カステリェト(Queralt Castellet)に4.5ポイントの差をつけ、USグランプリで優勝を飾った。
 
キムは優勝コメントで「本当に気分がいい。オリンピックの舞台はいつもナーバスになってしまうので、今は本当に嬉しい。今期は何の期待もなく大会に参加した。出場して、ただ滑りたいと思っていたので、この結果にとても驚いています。思ったよりずっと上手くいって、本当に感動してる!」と喜びの声をあげた。

 

キムの2021年シーズンは、スイスで開催されたFISワールドカップ・ラークスオープンの優勝に始まり、X Games Aspen 2021のスーパーパイプ金メダル、直近ではFISスノーボード・ハーフパイプ世界選手権のタイトルを獲得している。キムのキャリアはスノースポーツでは右に出る者がいない。チームUSAの冬季スポーツアスリートのキムは、2016年に15歳で初めてUSオープン・ハーフパイプのタイトルを獲得し、2018年の平昌冬季オリンピックでは金メダルを獲得。ESPY賞の最優秀女性アクション・スポーツアスリート賞を2019年に受賞し、TIME誌の「2018年世界で最も影響力のある人々」にも選出された。

 

完璧な条件の中行われた男子スノーボード・ハーフパイプ決勝が本大会のスノーボード競技を締めくくった。バターミルクマウンテンの高さ22フィートのスノーハーフパイプで行われた決勝には10人のライダーが挑んだが、昨年の優勝者であり、連勝してアスペンにやってきた戸塚に注目が集まった。

戸塚はオーストラリアのスコッティ・ジェームズ(Scotty James)から2021年FISスノーボード・ハーフパイプ世界選手権のタイトルを獲得し、歴史を築いた。そして、このワールドカップ最終戦にチームUSAのショーン・ホワイト(Shaun White)が欠場したことで、戸塚が優勝候補に浮上したのだ。
 
2回連続でUSグランプリの優勝を飾っている戸塚は、1本目のランを完璧に成功させ、初っ端からリードする。フルスピードでハーフパイプに下りると、高いフロントサイド・ダブルコーク1440を皮切りに、キャブ・フロントサイドダブルコーク1260、スイッチバックサイド・ダブルコーク1080、巨大なバックサイド900ウェドルグラブ、そして最後の壁で完璧なフロントサイド・ダブルコーク1260を決めた。
 
戸塚は、2位の日本人アスリートの片山來夢に5.00ポイントも差をつけ、91.75ポイントの最高得点で勝利を収めた。

また一つ勝利を決めて、今季は戸塚にとってキャリア最高のシーズンになっている。2021年のシーズン開始は、1月のラークス・オープンとX Games Aspenで立て続けにハーフパイプ競技で勝利し、続いてキャリア初FIS男子スノーボード・ハーフパイプ世界選手権のタイトルを獲得した。

この勝利は、彼にとってUSグランプリでの3連勝目となった。これまでに戸塚は、XGamesのメダル3つ(金1、銀2)を獲得し、2度全日本チャンピオンのタイトル(2017年と2019年)で優勝を収め、さらに2018年と2019年にFISワールドカップのクリスタルグローブを、そして、2020年には切望していたバートンUSオープンのタイトルを獲得している。

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