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Fabio Quartararo celebrating
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#ELD1ABLO: 2021年MotoGP世界チャンピオン

Oct 242021

エル・ディアブロがチャンピオンになった。今シーズンのタイトル獲得は、ファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo)にとって当然の成果だ。5回のグランプリ優勝、10回の表彰台、5回のポールポジション、14回の最前列スタート。シーズン半ばの手術は言うまでもなく、まだ2戦を残してチャンピオンの座を獲得した...

クアルタラロは手に汗を握る走りにより、14位から表彰台まであと一歩の4位まで追い上げを見せた。3位を逃したことは問題にはならない。今シーズンの2回目のミサノGPでの感動的なフィニッシュは、クアルタラロの2021年MotoGP世界チャンピオンタイトル獲得を確実なものにした。それだけでなく、彼はシリーズ史上初のフランス人プレミアクラスチャンピオンになった。

「まだ信じられない!言葉が出て来ない…素晴らしい気分だ。時間が経てば、少しは話せるかもしれないが、今は、夢のようだ!」とレース後に感極まったクアルタラロは語った。「家族が一緒にいてくれるのも幸せだ。今夜、そしてシーズン終わりまでこの勝利をかみしめるだろう。もちろん、ペッコの週末をこんな形で終わりたくはなかったけど、彼は大丈夫なようで良かった。今は僕らが世界チャンピオンだ。僕には言葉も、泣けるだけの水分も体に残っていないんだ。気分はとても良いけど、自分の今の気分を説明する事さえできない。僕の家族とサーキットの家族たちと一緒に表彰台に立てるなんて、言葉がでない。」

「MotoGPには長い歴史がある。優勝した最初のフランス人になれたことはすごいと思う。ヤマハにも満足している。2015年以来ヤマハはタイトルを獲得していなかったが、僕らは今日再び勝利を手にした。気分は最高だ!」

 

クアルタラロは、シーズンの早い段階から真剣に取り組む姿を示した。ファクトリーチームデビュー戦5位を皮切りに、カタール(ドーハGP)での第2戦で見事勝利を収めた。その後、第2戦のポルトガルGPでそれがまぐれではなかったことを証明した。スペインGPでは突然の慢性筋区画症候群(CECSまたは「アームパンプ」)に耐え、その後手術をしたが、それで彼がひるむことはなかった。彼はさらに8つの表彰台(フランスGP、イタリアGP、ドイツGP、オランダGP、スティリアGP、イギリスGP、サンマリノGP、アメリカGP)を獲得し、うち3回は優勝を飾っている(イタリアGP、オランダGP、イギリスGP)。

 

この選手権での成功により、新しいMotoGPチャンピオンとして、そして、それ以前のジュニアグランプリランクで優勝未経験でありながらグランプリレーシングのプレミアクラスでチャンピオンになったライダーとして、彼は今エリートグループライダーの1人に数えられるようになった。


MotoGPの過去3人のチャンピオン、ジョアン・ミル(Joan Mir)、マルク・マルケス(Marc Márquez)、ホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo)は、それ以前に125cc/Moto3または250cc/Moto2クラスで少なくとも1つのタイトルを獲得してから選手権タイトルを獲得している。

確かに、MotoGPでのクアルタラロの成績は過去にさかのぼってMoto3とMoto2での彼のシーズンを振り返るとさらに印象的だ。若き大物として、2013年、2014年と連続してCEV Moto3タイトルを獲得したことを含め6つのスペイン選手権で優勝している。CEVレプソル・チャンピオンシップでの優勝のおかげで、前評判高く世界の舞台に上がったものの、その上のレベルの世界ランクにはほとんど影響を与えなかったことはほぼ間違いない。

 

Moto3に昇格したときの最初のシーズンでは2回の表彰台を獲得し、その年の終わりは10位でフィニッシュした。2018年末までの続く3シーズンも同じような結果で、2018年のカタルーニャGPで優勝しただけだった。

彼は、当時のオーストリアGPウィークエンドでmotogp.comに対して「クアルタラロは新人で、若い。まだ19歳だ。彼は間違いなく才能があるが、おそらく2年間ほど道に迷ったんだ。しかし、今年も期待されている。彼は将来、非常に優れたライダーの一人になる可能性があると思う」と述べている。


クアルタラロに対するジャービスの信頼はすぐに報われた。2019年、プレミアクラスレース初年度だけで、ペトロナスヤマハSRTチームで19回出走し7度表彰台を獲得した。「クアルタラロはファクトリーライダーになることをいつも夢見てきた。そしてこれから先の事についてとても興奮していたが、ガレージの変更には調整がいくつか必要だった。彼は新しいチームに慣れると同時に、ファクトリーチームのライダーであるというメディアのプレッシャーに対処しなければならなかった。しかしクアルタラロは問題なくチームに溶け込み、ファクトリーYZR-M1のスピードを体験した」とミサノでのレース後にジャービスは述べた。

「彼の精神力には本当に感心している。ヘレスでアームパンプになった時を除いて、彼は上手く行かないレースウィークエンドでも必ず8位以上でフィニッシュした。へレスではそんな状況下でも13位につけた。今シーズン、ポイント圏外のフィニッシュはまだない。これらの数字が物語っているように、クアルタラロはあらゆる手段を講じ、選手権タイトルのプレッシャーに晒されないように自己管理している。彼は、純粋に才能とレース技術に基づいて、ライバルと公正に戦い、打ち負かしている。そして大事なことを言い忘れたが、彼はバイクに乗ることを楽しみながらレースに勝ち、そして向上するために絶え間なく努力している。これは、我々のチームが、ヤマハで最も成功したプレミアクラスのライダー、バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi)にかつて見出した素養だ。」

 

モトクロスで最初の経験を積んだ、125ccクラスの元チャンピオンの息子にとっては悪くない。今のところ限界は見えない。エル・ディアブロがチャンピオンだ!

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