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Image from Pro Track Challenge Amateur Race/ Millville Super Series Round 8
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下田丈へのインタビュー

Aug 112021

表彰台に上がると、人々はモンスターエナジー・プロ・サーキット・カワサキのレーサー下田丈に注目し。彼は、最近開催された250SXイーストリージョンスーパークロスシリーズで準優勝し、この夏の2021年ルーカスオイルプロモトクロスチャンピオンシップで現在6位につけているレーサーだ。観客は歓声を上げ、騒いだ。それほどのエネルギーを受けるのはすごいことだ。

世界クラスのモトクロスレース64年の歴史の中で、世界選手権のタイトルを獲得した唯一の日本人ライダー。彼の名前は渡辺明。1978年に125ccでモトクロス世界選手権優勝を果たしている。三重県鈴鹿市出身の下田丈は彼に続く日本人チャンピオンを目指している。そのため、彼と家族は2014年に渡米した。小学生の頃、下田丈はKTM 65で全米各地のレースに参加した。6年の間に、下田丈は本格的なプロレーサーになり、2020年スーパークロス・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。スーパークロスのスーパースターへと成長を遂げつつある。

1997年にミッチ・ペイトン(Mitch Payton)のプロサーキット・カワサキチームのメンバーとして15回のAMAタイトルのうち初タイトルを獲得した史上最高のモトクロス・レーサー、リッキー・カーマイケル(Ricky Carmichael)は下田丈について次のように語った。「彼のレースとパフォーマンスが好きだ。彼は自分のスタイルを貫き通している。自分のプログラムに集中し、何にも惑わされることなく、ただ寡黙にレースに参加し、4番手、3番手と競り勝っていく。彼自身を適切に順応させればすぐに、大きな勝利をいくつも手に入れるだろう。彼はすでに勝利を手にしている。」

4月に2021年ソルトレイクシティ250SXイーストリージョンスーパークロスで勝利した下田丈は、すぐにモトクロスシーズンに精力的に参加し、闘志を露わにした。シーズン開幕時にトップ5からトップ10あたりを行ったり来たりしていた19歳の日本のエース下田は疲れ切った状態の中2位で走り終え、サウスウィックナショナルで衝撃を与えた。7月24日のワシューガルナショナルの後で6位につけた下田はルーカスオイルプロモトクロスチャンピオンシップに向け、少しの間夏休みを取りリラックスした。時間に余裕があった下田は、スポンサーのモンスターエナジーの本社(カリフォルニア州コロナ)を表敬訪問し、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)やF1について話しをした(丈はその手の話題が大好きだ)。そこで、世間を騒がせているこの若き日本人レーサーと腰を据えて話をした。

丈、調子はどうだい?


調子は良好だよ。健康だし。シーズン中は良いレースをしている。現在シーズン全体がほぼ終わりかけだ。来週末のウナディラを皮切りに、2021年は残すところあと5レース。今年の自分の成長に満足しているし、順調に進んでいる。今年はスーパークロスで調子が良く、初勝利をあげることができた。それは本当に素晴らしかったよ。何回か表彰状にも立てたし、最後は選手権で2位になった。去年より良い成績で嬉しいよ。レースに再びファンを迎えることができたのもとても良かった。去年はファンが不在だったけどまた戻ってきてくれたし、とても最高なことだね。

 

大きな大会での勝利、そして2021年250SXイーストリージョンスーパークロスシリーズで準優勝。そこからすぐにアウトドアシーズンに入り、ポイントランキングで6位のポジションを維持している。今年の結果には満足している?

 

もちろん、僕の成績はよくなっていると思う。スーパークロスシーズン中はより着実に成果をあげていたような気がする。アウトドアシーズンでも、いくつかの転倒と小さなミスがあったけど、昨年と比べてはるかに良くなっている。今年はすべてのレースを心から楽しめた。レースに関しては、それぞれのレースの後で、アウトドアレースでより良い結果が出せていると感じている。でも、レース中はスーパークロスの方が楽しいね。

 

何が好きでレースをしているの?    

 

レースに参加して、戻って、トレーニングをして、試して、そしてもう一度レースに参加して改善するというルーティーンが好きなんだ。最終的に、勝てば報酬がもらえるし、チームや周りの人も満足する。それがレースの好きなところだね。

 

ミッチ・ペイトンのモンスターエナジー・プロサーキット・カワサキチームの一員になった感想は?モトクロス史上最も偉大なレーサーの多くがこのチームでキャリアを積んできたことは知っているよね。

 

もちろん気に入っているよ。プロサーキットチームに参加して以来、プロサーキットはチームワークがすべてだと感じている。チームのメンバーは運命共同体だ。バイクはすべて完璧だし、このチームは本当に素晴らしい。ミッチは時にきつく、厳しくもある。僕がレースに参加するとき、僕の現状について素晴らしいアイデアを彼は与えてくれる。彼はアンフェアなことは決していわない。「トレーニングをやれば、1、2秒稼げる!」と彼はいわない。ミッチは、「あいつがジャンプできたんだ、きっと君もできるだろう」という感じでいってくれる。ミッチはいつだってフェアなんだ。

 

現在、ルーカスオイルプロモトクロスチャンピオンシップで5レースを残して、ポイントで6位につけている。9月11日のハングタウンモトクロスクラシックでシーズンが終わる前に、順位を上げてレースに勝つことができるだろうか?

 

明らかに、上位3名に今のポイントでは遠く及ばない。でも僕は勝つためにレースに出ている。出だしは少し苦労した。結果を見れば、良いスタートを切ることができれば表彰台にたてる。僕が今焦点を当てているのは、トップ3でスタートを切ることだけだ。スタートが悪いと、エネルギーの無駄になる!前を走るライダーがミスをすればトラブルに巻き込まれる。レースをリードできれば、リラックスした気分になる。前に出れば、後ろからプレッシャーを感じて嫌になると人はいうが、僕はそのプレッシャーを感じたことはない。それが僕のレースの良いところなんだ。

多くのライバルたちとうまくやっているようだね。対峙するライバルレーサーのだれかと親密にしている?

 

そうだね、ローレンス兄弟は現在フロリダに住んでいるので、それほどよく会うことはないけど。ジェレミー・マーティン(Jeremy Martin)は本当にクールなんだ。彼はレーサー仲間で一番かっこいい男だと思う。彼は決して汚い戦い方はしない。今年の250クラス上位12人では、レーサー間でそれほど大きな違いはないね。

 

長い間日本に帰っていないようだけど、近いうちに戻って来る?

 

もちろん。実はこの秋450クラスで日本の選手権の1つでレースをする予定なんだ。僕らはそれを計画してきた。レースは10月末に菅生サーキットで行われる。僕はそれに挑戦するつもりだ。きっと面白くなるはずだ。

 

楽しみは何?

 

F1シミュレーターを手に入れたんだ。気に入っているよ。いつかF1レースを見に行きたいね。トップモータースポーツだからね。レースが終わったら、大学に行こうかと考えている。身体について学びたいんだ。僕はアスリートだからね。レースをやめたら、医療分野に目を向けようかと思う。

 

わざわざ出向いてきてくれてありがとう。調子が良いみたいで良かった。

 

ありがとう!非常に満足しているんだ。今のところ、大きな障害はない。僕はこの生活を楽しんでいるよ。

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