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Assets from the 2022 Skate | SLS event in Las Vegas, Nevada
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ライッサ・レアウ - 2022年SLSラスベガスで優勝

Oct 102022

レアウは誰にも止められない。モンスターエナジーは、ラスベガスで開催されたSLS女子スケートボード・ストリートで勝利したチームライダー の ライッサ・レアウ(Rayssa Leal)を祝福する。2022年スケートボード・ストリートリーグ選手権ツアー第3戦で、レアウ(ブラジル・インペラトリス出身、14歳)は、UFC Apexの施設でトップスケーターたちによって繰り広げられた大会で優勝。このオリンピック銀メダリストは、2022年のスケートボード・ストリートリーグSLSワールドツアーでこれまで負けなし、総合ランキングで首位に立っている。

 初日の男子ストリート決勝では、モンスターエナジーチームライダー、ブレイデン・ホーバン(Braden Hoban・カリフォルニア州エンシニータス出身、21歳)が3位に入賞。SLS大会で初めて表彰台に上がった。ホーバンにとって今年が初参加となるSLS選手権ツアーは、正真正銘のトップストリートスケーター、ロブ・ディアデック(Rob Dyrdek)が創設した。

  2022年SLS選手権ツアー第3戦は、ブラジルで開催されるSLSスーパークラウン世界選手権の参加資格ポイントが獲得できる重要な機会だ。競技会の場所に関して、SLSはアルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC)と協力して、伝説的UFCファイト・ナイトが開催されるUFC Apexの施設を競技用スケートパークに変えた。

2022年SLSラスベガス大会のカリフォルニアスケートパークス設計のコースは、ハバレッジ、キッカー、エアリアルトランスファー用バンクヒップと並んで、ロングダブル・キンクレールや大きなドロップのあるトールスクエアレールなど、選りすぐりのレール、階段セットが大会の目玉となっている。
 
SLSの大会新規則に従って、総合スコアは常にラインセクションのスコアを考慮して計算されるようになった。つまり、スケーターは、ベストトリックのスコアだけではラインパフォーマンスのミスを挽回することはできないため、確実にランを決める必要がある。
 
初日の女子スケートボード・ストリート決勝で、湧き上がった観衆たちは素晴らしいランを堪能した。現在、2022年シーズンのSLSリーダーボード1位のレアウは、オーストラリア、ブラジル、日本、米国から集まった8人のファイナリストの中の優勝候補本命だった。
 
2本目、45秒間のランで、レアウはトールフラットレッジでバックサイド・テールスライドフェイキー、レール上をキックフリップ・フロントサイド・ ボードスライド、バンクオーリー、フラットレールでフロントサイド・ノーズグラインド、ハバでバックサイド・スミスグラインド、ストレートパートにわたるバックサイド5-0、トールハバのキンクダウンを決め6.9ポイントを獲得。
 
調子の良いベストトリックでスタートしたレアウは、レール上を完璧なキックフリップ・バックサイド・リップスライドでおりて6.3ポイントを獲得。3本目のベストトリックランでは、大きなギャップアウトからのキンクレールでのバックサイド・リップスライドを成功させ6.1ポイントをあげた。
 
最後2本の試技、スーパーファイナルに移り、レアウは完璧なキックフリップ・バックサイド・スミスグラインドを巧みに扱って6.9ポイントをあげて勝利を確実にした。20.1ポイントの合計スコアで、レアウはSLSラスベガスで優勝し、今シーズン無敗を維持し、300ポイントでリーダーボード1位を獲得。SLSスーパークラウン世界選手権への出場権を手に入れた。素晴らしい成績だ。
 
初日の男子スケートボード・ストリートでは、ブレイデン・ホーバンがSLS大会で自身初のトップ3フィニッシュを決め、個人的なマイルストーンを達成した。その前大会SLSシアトルを5位で終えた21歳の新人ホーバンは、表彰台に上がる準備が整っていた。
 
ラン2本目で、ホーバンはキンクレールでギャップアウト・フロントサイド・フィーブル、フラットレールでバックサイド・テールスライド、バンプレールでキックフリップ・フロントサイド・ボードスライド、トールレールのエンドセクションで巨大なギャップアウトからの50-50、フラットレッジでフロントサイド・テールスライド、ハバでキックフリップ・フロントサイド50-50、レールをフロントサイド・ボードスライド、ギャップからのビッグハバでバックサイド・ノーズブラント・スライドダウンを決め8.8ポイントのランスコアを獲得。
 
最初のベストトリック試技で、ホーバンはギャップアウト・キックフリップ・クルックドグラインドでビッグハバを下り、8.6 ポイントをあげた。3本目のベストトリック試技では、ギャップアウト・キックフリップ・フロントサイド・ノーズグラインド・グラインドでビッグハバを下り8.8ポイント獲得し、観衆を沸かせた。残りの試技ではスコアを獲得することはなかったが、彼の総合スコア26.2ポイントは最後まで守られ、3位入賞を確実にした。これは、量よりトリックの質が重要であるという確かな証だ。
 
また、力強いパフォーマンスを見せたケルビン・ホフラー(Kelvin Hoefler・ブラジルサンパウロ出身、29歳)はスーパーファイナルまで進み、4位でフィニッシュ。自身最高得点を出したランで、ホフラーは開始からテクニカル・ギャップアウトからのキンクレールをバックサイド・ノーズブラント、続いてハイライトとなった、ハバのフロントサイド50-50、レッジでスイッチ・テールスライド270、レールでキックフリップ・バックサイド・テールスライドフェイキー、トールハバでハーフキャブ・ノーズスライド270ダウンを成功させ8.4ポイントをあげた。
 
このオリンピック銀メダリストは、トールキンクハバ全体にわたるキックフリップ・クルックド(7.8ポイント)やハーフキャブ・ノーズスライドからバックサイド・テールスライドダウン(8.7ポイント)などベストトリックも成功させ、24.9ポイントで 4位入賞を果たした。


次の2022年SLS選手権ツアーは、新しいSLSの世界チャンピオンを決める大会だ。11月にブラジルのリオデジャネイロで開催されるSLSスーパークラウン世界選手権を見逃すな。

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