
見せつけたBMXの存在感とエクストリームシーンの面白さ
パンクやラウドロックの大祭典、SATANIC CARNIVAL'19が6月15、16日の2日間、これまでと同様に幕張メッセで開催された。本イベントは6度目ということもあり、今やシーンを代表するイベントとして年代問わず幅広く認知されている。
SATANIC CARNIVALでは、MONSTER ENERGYサポートによるBMXショーが、ここ3年間連続で開催されている。このように例年、MONSTER ENERGYがBMXショーをサポートしているのは、アクションスポーツやラウド、パンクなどエクストリームカルチャーをMONSTER ENERGYがサポートしているからだ。
さてSATANIC CARNIVALにおけるBMXショーは今回で3回目。すっかりイベントに馴染み、今年に関しては例年以上に楽しみにしていたお客さんが多かった。それを裏付けるように大勢のお客さんが、メインステージであるSATAN STAGEとサブステージであるEVIL STAGEの間に設けられたスペースに集合していた。両日共に開催されたお昼過ぎ、14:00前といった時間帯。双方のステージでライブが展開されているにも関わらず、大人だけではなく、キッズも肩車でBMXショーを楽しんでいた。
出演したライダーは世界ランキング4位、全日本ランキング1位の佐々木元と、自身もBMXライダーであり、BMX世界チャンピオンSHOWチーム”CYCLENT”のメンバーとしても活動しているMC イッシー。この2人の組み合わせも、3年連続3回目。すっかりSATANIC CARNIVALの空気感を掴み、今年も大いに会場を沸かせていた。BGMと共にフラットランドのBMXショーを開催することを宣言するイッシー。トランス調のBGMを流しながら、佐々木元が軽くスピンを決めるなど、まずはBMXのトリックの基本をオーディエンスに伝え、それがどういう仕組みで行われているかをビギナーにもわかりやすく解説しながらショーを展開していった。オリジナルトリック“MOTOスピン”には大歓声、1つトリックが決まるたびにフロアがどよめいていき、見守る観衆が大きくなっていくのもBMXフラットランドのショーの醍醐味だ。特に2日目は晴天で気温も高かったことも相まって、開始前から熱気が集まり、初日を上回るほどの大盛況っぷりとなった。BMXショー終了後には、佐々木元やMCイッシーと写真を撮影する人々の姿が、昨年以上に多くあり、SATANIC CARNIVALにおける確かな存在感を披露していた。