
8月24日(sat)25(sun)、D1 Grand Prix 2019 Round5 Round6がドリフトの世界的な聖地EBISUサーキットで開幕された。両日ともに晴れ、やや暑いものの日陰は涼しいという東北らしい観戦日和となった。
このEBISUサーキットの特徴は、進入にあるシケインとその先の右側にあるコンクリートウォールだ。下りながらのシケインを飛ぶように直線的に抜け、着地とともにリアを右にふり出し車体を左に向ける。その際、リアをそのコンクリートウォールギリギリ(わずか数センチ)にまで寄せる必要がある。わずかなコントロールミスが命とりとなる。
2019年の#87齋藤太吾のマシンはGR Supra MONSTER Editionだ。このEBISUラウンドは海外からのお客様も多いのだが、ダイゴ選手とこのマシンを一目見ようとピット前には多くのお客様があつまった。
今年のD1GPは3つの変更点がある。1つは、単走での予選がなくなり単走2本のうちの高いポイントのみで追走トーナメントへの参加が決まる点。2つ目は使用タイヤ本数制限。単走2本は1セット、追走トーナメントは2セット+単走分の1セット、計3セットとなった点。3つ目は追走にもDOSS採点が採用されたことだ。
24日(sat)Round5
天候は晴れ、風はあるが路面温度はそれなりに高いようだ。午前には単走(Solo Run)が行なわれた。ダイゴ選手+Supraらしいダイナミックな走りを決める。コンクリートウォールすれすれに進入し、その後角度のあるドリフトを決めつつ高ブースト圧の排気音とともに豪快に立ち上がる。会場からは拍手がわきあがった。98.46ポイントをたたき出しトップに立つ。最終的には惜しくも2位となったが、お客様は多いに盛り上がった。
決勝トーナメント1回戦、単走を超える豪快な走りを決める。がわずか1ポイント差で敗退(199ポイント対200ポイント)。総合9位。しかし、ダイゴらしい豪快且つシャープなドリフトは観客のココロを掴んだようだ。