
世界最大の格闘ゲームの祭典、Evolution Championship Series(EVO)。
格闘ゲーマーならば誰もがその優勝を目指し、夢見る大会について、この春からTeam Liquid所属することになったネモが言うことは一味ちがう。
「優勝したときの付加価値をどれだけ高められるかが大事。これまでも『世界タイトル』と呼べる大会で優勝したことはあるけれど、EVOの優勝はコミュニティの誰もが認める世界一。だからこそできることは多いはず。イベントを開いてファンと交流したり、祝勝会を開いたり。
それはコミュニティのためであると同時に、プロゲーマーという存在を支えてくれているスポンサーへの還元にもなる。そうやって価値を高めることで、プロゲーマーになるとこんなにいいことがあるんだよ、というのを示していきたい。
自分自身が兼業プロゲーマーという道を選んだのは、プロ1本でやることへの不安があったから。自分みたいに不安でこの道を選べない人がもう出ないように、プロゲーマーという世界の価値を高めるのが自分の仕事だと思っているので」