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Images of Oliver Solberg at the final round of the 2018 RallyX Nordic Championship
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ラリークロス – ペター・ソルベルグの長男オリバー、さらなる高みへ

Dec 262018

 サラブレッドの家系に生まれた者は常に偉大な親たちと比較される運命を背負う。しかし、3度のFIA世界チャンピオンに輝いた父と、チームを率いる長であり、優秀なラリードライバーである母を持つ場合はわけが違う。オリバー・ソルベルグ(Oliver Solberg)は、その選ばれし家系に生まれながらにして何ら意に介さず、常に自然体だ。

オリバーは弱冠17歳にして数々の記録を破っている。オリバーは、母国スウェーデンとノルウェーでクロスカートのレースを席巻し、世界ラリークロスのスーパーカークラスに参戦する世界最年少ドライバーとなり、2018年のラリーXノルディックのラリークロスチャンピオンシップを獲得した。さらに、FIAヨーロッパラリー選手権ではいくつかの目覚ましい戦績を収めている。ごく最近オリバーは、ヨハネスブルクで開催された2018年Gymkhana GRiDの決勝で、FIA世界ラリークロス選手権のチャンピオンを2度獲得したヨハン・クリストファーソン(Johan Kristoffersson)と、父であるペター・ソルベルグ(Peter Solberg)と共に表彰台へ上がった。

オリバーは今、オンラインの世界にも旋風を巻き起こしている。最近、オリバーは自身のYouTubeチャンネルを立ち上げた。観察眼の鋭いファンたちは、HHIC(Head Hoonigan in Charge)のケン・ブロック(Ken Block)のジムカーナ10やアマゾン・プライムのビデオシリーズであるザ・ジムカーナ・ファイルズと同様、オリバーの投稿した動画を観ることができるようになる。

現在オリバーは、シーズンオフを利用した冬季テストやコードマスターズと共同で進めている次世代型のラリーゲームの開発、そしてフランスの多忙な学業のスケジュールに追われながら慌ただしい日々を送っている。にもかかわらず我々は、父の目を盗んで持ち出した、いや、失礼、父から借りた車でジムカーナ10に関わったことについてのコメントを求め、さらに、セバスチャン・ローブ(Sébastian Loeb)、ヨハン・クリストファーソン(Johan Kristoffersson)、および、マティアス・エクストローム(Mattias Ekström)が繰り広げる三つ巴の戦いの勝者は誰と予測するかについて尋ねるために、オリバーに数分間のインタビューを敢行することに成功した。さあ、インタビューの始まりだ…。

「僕にとってラリーはいつも特別な存在であり続ける、とても大切なものなんだ。ラリーはアドレナリンの分泌を高めてくれる唯一無二の存在だよ。」

それでは単刀直入にお聞きします。オリバー、あなたはお父さんより速いですか?

「ううん……いや。父さんはまだまだ速いよ!間違いなく速いと言えるよ……。」

ラリー、ラリークロス、さらにGymkhana GRiDで活躍していますね。それはなぜですか?

「ラリーとGymkhana GRiDか!僕にとってラリーはいつも特別な存在であり続ける、とても大切なものなんだ。ラリーはアドレナリンの分泌を高めてくれる唯一無二の存在だよ。アクションとレースのスタイルの面でGymkhana GRiDはとてもユニークさ。ドリフトもスライドもあるし、とても楽しいよ。ドライバーたちは皆、そういう走りが大好きだと思うな。Gymkhana GRiDより愉快なことは滅多にないと思う!」

ヨハネスブルクで開催されたGRiDで表彰台に上がったことについて教えてください……。

「最高だったよ!昨年は技術的なトラブルに遭ってしまって、今年はもっと困難な問題に打ち勝つ必要があったけど、それでも父とヨハンと共に表彰台に上ることができたのは格別なことさ。セミファイナルで父とバトルできたのは本当に素晴らしかったな。大きな夢が叶ったんだよ!」

なるほど。仮にどんな車にも乗ることができて、どのラリーやサーキットでも走ることができたとたら、どこに行きますか?そしてその理由は?

「難しい質問だね……。選択肢はたくさんあるよ。やっぱり1997年型のスバル22bに乗って、ラリー・スウェーデンで走るかな!」

「ケンの動画は全部観たよ。だから、ひょっとしたらケンのジムカーナ動画のいずれかに僕が出演するチャンスがあるかと、ずっと夢見てきたんだ……」

ジムカーナ10でケン・ブロックと一緒に仕事をするのはどのような感じでしたか?

「ケンの動画は全部観たよ。だから、ひょっとしたらケンのジムカーナ動画のいずれかに僕が出演するチャンスがあるかと、ずっと夢見てきたんだ。突然、ケンが僕にメッセージを送ってきたんだ、ジムカーナ10に出演してみる気はないか、って。すごく驚いた。地元のスウェーデン北部で、雪の上でフォード・フォーカスを運転したことは僕にとって忘れられない思い出になったよ。」

氷雪の上で車をスライドさせるコツをケンに教えましたか?

「あはは、まさか!ケンに教えることなんて何もなかったよ。ケンは車をスライドさせることについては超一流だからね。むしろケンは僕に対し、もっと運転を楽しむようにアドバイスしてくれたんだ。ケンは僕に、様々な状態へ車を走らせて、あれこれ試してみるように言ってくれた。僕はいつも、ただひたすら完璧な走りを目指して一直線なんだけど、ケンは僕に、完璧に走るのはいったん忘れて、好きなように走ってみるといい、その時何が起きるか知っておくといいと言ってくれたよ。どう思う?!思いのままに走るのは本当に楽しかったよ。」

もし自身のジムカーナのエピソードを動画にするチャンスがあったら、どこで、どの車で走りますか?

「たぶんフィンランドを舞台にするかな……。そうだね。フィンランドのラリーステージが良いな!オウニンポウヤみたいに物凄く速度が乗るところがいい。エアロパーツをちゃんと装備した車が必要になるね。2018年型のトヨタWRC仕様車みたいに。ビデオに映っているように、派手にジャンプするよ!」

今までで一番誇らしい出来事は何ですか……?

「そうだな……。今年、ラリーXノルディックのラリークロスチャンピオンシップを獲得したことかな。今年は本当にタフな1年だったけど、最終的には何もかもすべてうまくいったよ。レースでの走りと戦略は自分で組み立てたけど、同時に、チームのみんなと一生懸命になって取り組んだんだ。だからこのチャンピオン獲得が僕にとって、これまでで最大の成果だよ!」

あなたにとって、ドライバーとしての究極の目標は何ですか?

「世界ラリー選手権でチャンピオンになることさ!最低でも2回は!」

ソルベルグ一家にさらなるタイトル獲得をもたらすこと?

「そうだね、ある程度は、ね。父はWRCのチャンピオンを1回獲得しているから、それを超えたいな。でも、僕自身が2回以上チャンピオンになれることを証明したいんだ。必要な時に勝てる車に乗れるという前提で、だけどね。」

「DiRT Rally 2.0という新しいゲームの開発を手伝っているんだ。ゲームの新たな進化は驚くほどのものになるはずだよ。とても素晴らしいんだ!」

お父さんの車を借りて運転した事はありますか?

「何度も!シトロエン・クサラが一番楽しかったよ。あはは!父(ペター)は、そのとき家にいなかったんだ。たしかドイツに行っていたと思う。エンジニアのフランソアと一緒に、クサラを拝借して走りに行ったんだよ!」

あなたの思いつく一番面白いジョークを教えて下さい……。

「あはは!特に面白いジークは持ち合わせてないよ。スウェーデンやノルウェーで、ものまねみたいなことはするけど!」

あなたは最近、コードマスターズを訪問しましたが、そこでどんな仕事をしたのですか?

「このプロジェクトにはすごくワクワクしているよ。DiRT Rally 2.0という新しいゲームの開発を手伝っているんだ。僕はコードマスターズへ少なくとも月に1回は訪問すべきだったけど、仕事やレース、学校が忙しくてまだ2回しか訪問していないんだ。もう1度来週、2日間訪問する予定だよ。ゲームの新たな進化は驚くほどのものになるはずだよ。とても素晴らしいんだ!」

ではあなたは大のゲーム好きですか? トゥイッチ(ゲーム実況配信サービス)に出演しているのですか?

「僕はトゥイッチに出ているわけではないよ。友達は大勢出演している。僕は実際のところ、シューティングゲームやフォートナイトのようなゲームではあまり遊ばないんだ。車のゲームだけはやるよ。好きだから。僕の2番目の趣味だよ!コードマスターズがゲーミングチェアを贈呈してくれけど、僕はチームのワークショップに置いてあったフルカーボンのラリーシートを使っているよ。身体にぴったり合うからね。それは可動式のシートではないけど、僕が使っているのはロジテックのステアリングホイールなんだ。ハンドブレーキとシーケンシャルシフトも追加してセットアップするつもりさ。すごく楽しいし、レースの準備にも役立つのさ!」

「2019年はとても楽しい1年になるよ!」

レースが開催される週末のプレッシャーとどのように向き合っていますか?レース前の決めごとなどはありますか?

「僕はこれまで常に緊張と戦い続けてきたよ。すごく緊張して、自分に強いプレッシャーをかけてきた。トレーナーと一緒に、適度な余裕を持って絶好調でレースに臨むことができるように、プレッシャーを克服するトレーニングを重ねてきたよ。望ましくない感情や気持ちを抱かないようにするのは簡単ではないけど、このトレーニングは役立ったよ。僕はいつもレースの前に少し試走するんだ。そしてレース直前に、まず右手のグローブをはめて、次に左をはめる。ブーツもそう。まず右足にブーツを履いて、左足のブーツを履く。こういう小さなことがレースの走りに違いを生むとは思わないけど、自分で決めたしきたりは間違いなくレースに対する集中力を生み出してくれるよ!」

あなたの得意な口説き文句は何ですか?

「あはは、どうだろう、『僕のレースカーを見に来ないか?』かな?!」

ヴェロニカは電話に出ませんでしたが、ナビゲーターとして乗せるなら誰を選びますか? ハイリー・ディーガン(Hailie Deegan)ですか?

「あはは、違うね。南アフリカでのGymkhana GRiDにいたモンスターガールズから誰かを選ぶよ。シモーヌかな。彼女は結構良いよね!」

これまでに一番スピードを出して運転した経験は?

「たぶん時速205キロかな。たしかラリーXノルディック・ラリークロスレースの最終戦、チエルプでのことかな……。あれは速かったね!」

もしレースの後に喧嘩が始まったとしたら、ヨハン・クリストファーソン、セバスチャン・ローブ、マティアス・エクストロームのうち、誰が勝つと思いますか?

「エクストロームじゃないのは確実だね!あはは!たぶん、ヨハンかな。ヨハンは背が高いから、ローブがパンチを繰り出してもヨハンの顔に届かないだろうからね!」

最後に、あなたにとって2019年はどんな年になりそうですか?

「ポロGTI R5でたくさんラリーに参戦するよ。ラリークロスのレースにも数回出場すると思う……。でも僕の主戦場はラリーさ!2019年はとても楽しい1年になるよ!」

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