
Alex Lowes
United Kingdom
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Ireland
2008年にジョナサン・レイ(Jonathan Rea)が、初めて当時のワールド・スーパースポーツ・カテゴリーの大舞台に立ち、デビュー戦に挑んだ時、この愛想の良いバリミーナ出身の北アイルランド人がもたらす影響を誰も想像することはできなかっただろう。
「モーターサイクルのレースは、サーフィンに似ている。良い波が欲しくてもお天気任せ。待つしかない。そして、いざビッグウェーブが来たら機を逃すな。そうすればすべてがうまく収まるのだ。」アイルランド出身のジョナサン・レイ(Jonathan Rea)のビッグウェーブの始まりは、2015年のカワサキ・レーシングチームへの加入だった。以来、レイは5年連続して世界タイトルを獲得し、帝王カール・フォガティ(King Carl Fogarty)がそれまで持っていたスーパーバイク世界選手権4連覇の記録を更新し、シリーズ戦のすべての記録を打ち破った。
2019年シーズン全13ラウンドのうち第11ラウンドとなるスーパーバイク世界選手権(SBK)マニクール戦で、ジョナサン・レイ(Jonathan Rea)が2位にコンマ数秒の僅差をつけて優勝。この瞬間、レイの史上初のSBK5連覇が決定し、カワサキファクトリーチームは歓喜の渦に沸いた。文字通りの「ハイ・ファイブ」(ハイタッチ)が飛び交い、チーム全員で健闘を称え合った。
世界で最も名高いオートバイレースの1つが、最もドラマチックなレースとして再び我々の新たな記憶として脳裏に深く刻み込まれることとなった。ZX-10RRを駆るスーパーバイク世界選手権のチャンピオンであるジョナサン・レイ(Jonathan Rea)とカワサキレーシングチームの僚友、レオン・ハスラム(Leon Haslam)は、誰もが驚愕した暫定リザルト改訂を経て、遅ればせながら鈴鹿8時間耐久の表彰台の頂上を獲得した。